2011年1月4日火曜日

「アンカンファレンス」Unconferencing @PublicMediaCamp

2010年11月20日と21日にアメリカン大学(D.C.)で開かれたパブリックメディアキャンプについて報告します。

NPR、PBS、iStrategyLab、Center for Social Mediaなどが共催している公共メディア当事者+パブリックのミーティングです。会場にはNPRのCEOであるVivian Schillerや公共放送局で働く人たち、プログラマー、コーダー、ディベロッパー達、そしてパブリックメディアに関心のある人々が集まりました。

だいたい300人くらい参加している、とのこと。そのうち感覚的に3割くらいはプログラマーやコーダー達です。もし日本放送協会が支局と本社と業務委託の人々をつなげるフォーラムを行ったら、プログラマー達がたくさん集まることは期待できないでしょうが、アメリカの公共放送界隈では、APIを通じたコンテンツに非常に高い関心が寄せられているからなのです。

●Vivian Schiller [NPR CEO]
「去年と同じようにこの場所に立てて光栄です。パブリックメディアキャンプは全米各地でも開かれるようになり、とてもわくわくします。今回の参加しているみなさんは、民主主義に貢献している大変重要な役割を担っているということをぜひ認識して下さい。あなたたち一人一人がパブリックメディアを通じてこの国の情報弱者にニュースやカルチャー、質の高い情報にアクセスしやすし、民主主義に参加しやすいようデザインしてくれているのです。またグーグルのマイケル・フレドリックさんにはNPR一同とても感謝しています。」

パブリックメディアキャンプ(以降PubCamp)に参加してびっくりしたことをいくつか。

★当日になってもスケジュールが無い
「アンカンファレンス」という形式の会議で、上記のビデオをご覧いただくとわかるのですが、当日みんなであつまってから一気に全員の自己紹介(名前、所属、自分を表すタグを3つ)をします。PubCamp会場となるいくつかの会議室で自らセッションを開きたい人はセッションのタイトルと簡単な説明をし、それを3人の速記者がメモしていきます。全員の紹介が終わると、セッションの部屋割を多数決で決めていきます。それが終わると写真のようなスケジュールができあがります。


★自由!(あなたもあなたもパブリック!)
iStrategyLabのPeter Corbettがこう話します。
「このPubCampはあなたのPubCampです!なんでもこうしたほうがいいと思ったら、私達に聞かなくてもやっちゃってください。お手洗いへの道順を示す紙が壁に張ってないのは、だれも貼らなかったからです。もっといいPubCampになると思ったら、自ら進んで行動してください」

「セッションを立候補した人も、プレゼンをする必要はありません。会議室で輪になってみんなで発言しあうようにしましょう」


一方で、ちょっと気になることも。
ただのブロガーです、とか地元でコミュニティーオーガナイザーやってます、みたいな人はあまり参加していませんでした。私は個人的に、ヒスパニックが全然いないぜ!と思いました。DCに来る前日まで、NYのアップタウンに滞在していたせいかもしれませんが・・・。アジア系の公共放送ではたらくある女性も「あまり、わたしたち(つまりいわゆる非白人層、マイノリティ層)が会場にいないわね!去年もそうだったんだけど」と話していました。この指摘は、Black Public MediaのNonso Christian Ugbodeもブログ(2009年のPubCampについて)で指摘しています

「パブリック」とか「公」と言ったときに、あなたや私がいないけど「とりあえずみんなのもの」、とかお上のモノ、になってしまう日本の状態と少しオーバーラップする部分も。こうしたことは、どんな場合にもそうなのかもしれないな、と思いました。

セッションの内容や印象に残ったことはまた改めて書きます。

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