3月の第1日曜日は2011年国際子ども放送日です。世界中の放送局がTune into Kidsを合言葉に子どもたちのための番組づくりをしたり、子どもについての番組を放送するだけでなく、何よりも子どもたちを編成プロセスに参加させ、自分たちの夢や希望について、話をシェアする日です。毎年、百カ国以上の数千もの放送局が参加しています。
テレビとラジオはグローバルな問題についての意識を高める重要な役割を担うメディアです。また同時に、子どもたちの生活を形作る上でも大きな役割を担っています。ユニセフでは、放送局に対し、自国の子どもの発育を向上させるために、子どもたちの苦境を詳しく描いたドキュメンタリーや、ジェンダーステレオタイプを取り除くようなドラマ、差別を減らすようなアニメーション、勉強になり同時に面白い番組作りを促しています。テレビやラジオは子どもたちや若者にとって意義のある、ポジティブなメディア経験となることができるのです。
ユニセフは3月6日だけでなく年間を通して若者に電波(放送波)を開放するよう主張しています。
今年のテーマは、「GIRLS ARE...BOYS ARE...(女の子って、男の子って)」
女の子でいることの意味は?男の子でいることの意味は?それぞれに特有で生まれ持ったふるまいや能力、関心はあるのでしょうか?ジェンダーのせいでできなかったり、やらせてもらえなかったりすることはあるでしょうか?いずれも、生涯に同じだけの機会が与えられているでしょうか?
世界各地で男性と女性の社会での役割は異なります。思春期は少女や少年から大人へシフトする時期であり、ジェンダーの役割にフィットすることに直面する時期です。若い人達が、同じ年代の仲間がどう思っているか表現したものを見聞きすることは大切です。
国際子ども放送日(ICDB)は若者の意見を見つけ、その視点や物語に耳を傾けるプラットフォームを提供します。テーマに対する決まったひとつの答えはありません。若者たちにとって、さまざまな役割を知ったり、色々な夢を見聞きすることはインスピレーションとなるでしょう。
放送局はICDBが提供する素材を利用してスペシャルプログラムを組むことも出来ます。ロゴやグラフィック、素材などの用意があります。
どうぞ2011年3月6日の国際子ども放送日にユニセフとともにご参加ください。優秀者はICDBアワードを受賞するチャンスがあります。詳細についてはこのページから