以下、リンク記事の日本語。違ってるといけないから元記事(英語)確認ください。
アメリカの五大公共ラジオ放送とテレビ放送がお互いの放送を流し合い、さらには公衆にもアプリケーションや局、ウェブサイトなどのメディアサービスをつかって音声、文字、ビデオのコンテンツをどの公共放送局からでも流しあえるジョイントプログラムを始める。
NPRの代表兼CEOのVivian SchillerはWiredのカンファレンスに参加し、月曜日、新しい公共のメディアプラットフォームについて広報した。この新しい公共のメディアプラットフォームはアメリカンパブリックメディア、NPR、PBS、Public Radio InternationalそしてPublic Radio Exchangeのディストリビューションネットワークがパートナーシップで参加している。
さらに詳しく→ http://www.wired.com/epicenter/2010/06/public-media-joins-forces-for-one-big-platform/all/1#ixzz0trcalCHa
公共メディアプラットフォームとは「どの放送事業主(entity)からでもすべてのコンテンツを可能にする一連のプラットフォームである。ニュースや文化的コンテンツをパートナー間やメンバー局の間で自由に流すことができ、最終的には他の出版社、NPOなどの非営利団体、ソフトウェア開発者たちにも自由なフローをつくる」(一部略)と話した。
公共メディアプラットフォームはこれらの五つのネットワーク間でニュースが行きかうようになり、それらの分析データに基づいて内外の記者を助け、複雑な情報をより効果的に提供できるようにする。そのためには様々なライセンス、権利関係をクリアにする必要があるが、メンバー局(会員局)での情報共有を可能にすることが目的であり、最終的には第三者機関でこれらの情報を配信できるようにすることが目指すところとなる。
「今後6カ月、権利関係について調べ、最終的にコンテンツを利用可能にさせることが目標」とSchillerは語っている。 「例えば、メキシコ湾の重油漏れについて特化しているブロガーがいれば、国内外のレポートによる公共放送の画像や、地元局からのレポート、PBSのビデオやデータをブロガーが利用できさらにはそれらをマッシュアップして使うことができる」そんな仕組みづくりが目標である。
「想像して欲しいのは、消費者による口コミ効果ばかりでなく、新しいかたちの『報道』が可能になること。コンピューターの力をかりたレポートやデータの可視化など可能性は様々」
次の六カ月で、the Corporation for Public Broadcastingが100万ドルを投じてプラットフォームのプロトタイプを開発する。既にNPR会員局に提供しているサービスに類似したものをNPRが主導で作っていく。コンテンツ制作者は、これらのネットワークの垣根を越えて公共メディアプラットフォームをさらなるコンテンツ配信の場のチャンスとみる一方で、様々な地域の局が同じアプリケーションに縛られることで潜在的な競争相手が増してしまう、との見方もある。後者についてはNPRの会員局も同様の問題に直面している。
SchillerはNPRがiPhone用アプリケーションを行使してiPadのアプリケーションをすぐに発注し仕上げたことで功績を得ているが、NPRの会員局では一部議論を呼んでいる。会員局は番組編成を全国モノと地域モノのそれぞれを混ぜることになるので、局ごとを隔てるかつての伝統的な地理上の壁がもはや無くなり、視聴者と直に向き合うアプリケーションをつくることになるため、今回の5つの参加組織がNPRの会員局で起きているのと同様の抵抗にあうことも予想される。
とはいえ、公衆にとって最終的にはこうしたコンテンツ共有は再パッケージングや配信の機会を増やし、小規模化というよりは広がりをみせるものとなるだろう。予定通りに行けば、この公共メディアプラットフォームが、これまでになかった局同士の競争を生み、結果的に様々なアプリケーションやサイト、出版を今後生んでいくこととなるだろう。
公共放送ラジオ局にとって、大事なのは局の利益ではなく公共の利益である。この点から見れば、公共メディアがより良い方法で届けられるようになることは良策に他ならない。
オバマ政権内でももっぱらはやり言葉となっている「データ分析」「クラウドソーシング」「API 」といった単語を耳にしているから、似たようなことだと感じられるかもしれない。
しかし、Schillerは会員局が10%を受け取っているのに対し、NPRは政府から歳入の2%のみを受け取っていることを明確にしている。
以上。
訳が絶対正確とも限らないのでリンク元、確認してください。
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